育休明けが迫っているママorパパさん、職場復帰にむけての不安や悩みはありませんか?
「子どもの体調不良で仕事に穴を空けてしまいそう…」
「普段の家事育児に加え、保育園の準備や送迎でやることいっぱい!!夫は協力してくれるかな?」
今までの生活が一変するうえ、長いこと離れていた職場に通うストレス、不安にならない方がおかしいです。
かくいう私も、育休明けの職場復帰を明日に控えた身で、今かなり不安を感じています。
自分自身の職場復帰に向けての不安を解消するべく、どんなところに不安を感じているのか、それを緩和するためにどうしたら良いのか、を考えてみました。
不安はたくさんありますが、主に「家族との生活面」と「職場でのキャリア面」の2つに分けられるのではないでしょうか。
ここでは、この2点について掘り下げて考えてみようと思います。
育休明けの生活についての不安
まずは、家族との生活面において感じている不安を上げてみます。
- まだほんの小さな子を保育園に預ける不安
- 仕事と家事と育児をきちんとこなせるだろうか
この2点について対処法を考えてみます。
まだほんの小さな子を保育園に預ける不安
生まれてからずっと一緒にいた我が子と離れて保育園に預ける不安、わかります。
ただ、保育園に預けることに、そんなに不安になることはありません。
なんと言っても預けるのは保育のプロです。
専門知識を備え、何年もたくさんの児童と触れ合ってきたスペシャリストです。
0歳児をやっとこさ数ヶ月お世話した自分より、よっぽど子供のお世話や発育に対しての知見が優れています。比べ物になりません。
保育士さんを信じて、安心して任せちゃいましょう(*´ω`*)
たくさん見学した中から選んだ保育園ですよね?
自分の選択もちょこっと信じてみていいのではないでしょうか。
私の場合は、預ける不安よりも罪悪感の方が強かったです。
毎朝送る時に泣かれ、迎えに行くと「やっと来たー!」と言わんばかりに泣かれ…。
まだ1歳にも満たないし、こんなに泣いているのに、預けて仕事に行くことに「我が子より仕事が大事なのか?」と自問自答してしまったり。
でも、よくよく考えると、仕事も育児のうちなんですよね。
子どもを預けてまで、どうして働くのでしょう?
それって、子どものためだったりしませんか?
- 家族での生活基盤を確保するため
- 家族旅行にいっぱいいって思い出を作りたい
- 子どもが選んだ進路に進めるよう教育費の確保
- 節目のお祝いをしてあげたい
未来のことを考えて、今はちょっとしんどくても慣れていきましょう。
保育園に預けると早い段階から社会性がついたり、いい事もたくさんあります!
対処法
保育士さんとその園を選んだ自分を信じて預ける!
罪悪感が湧いたときは、働く理由をよく思い出して、実現したい未来のことを考えよう。
仕事と家事と育児をきちんとこなせるだろうか
「仕事を始めても家事と育児をしっかりこなさないと!」
そう考えてるお母さん、多くないですか?
私も「時短で復帰だし家事は全部やらないと!」と気合を入れていたのですが、職場の勤務時間が増える分、確実に何らかの時間は削らなければいけません。
それは「子どもとの時間」「手の混んだ料理を作る時間」「隅々まで掃除する時間」など、人によって千差万別です。
でも誰であろうと1日は24時間しかありません。
やりたい事全部する時間はないので、優先順位をつけて取り組みましょう。
「子ども」と「仕事」の時間は削りにくいので、私は家事の時間をガッツリさぼると思います…笑
最低限必要なものは洗濯と風呂掃除として、その他の掃除は週末にまとめてでいいし、炊事は惣菜も利用したり、手抜きできるところはどんどんやるつもりです。
手抜きはしたくない!という人もたくさんいると思うのですが、最初だけちょっと力抜いていきませんか?
仕事に慣れた頃から、少しづつできる範囲で手を入れていけばいいと思います。
なにより一番大事なのは、詰め込み過ぎてパンクしないことなので。
時短復帰など、勤務時間が短い負い目があっても、旦那さんの力はしっかり借りましょう!
「家事育児は女の仕事!」と言われて育ちましたが、あれは呪いの言葉です。
対処法
「きちんと」こなす必要はない。
まずは優先順位をつけて、最低限必要なものをピックアップして取り組む。
無理のない範囲で少しずつ理想に近づけていけばいい。
育休明けのキャリアについての不安
つぎに、キャリア面の不安をあげてみます。
- 職場に居場所があるだろうか
- 出産前と同じように働けるだろうか
- 突発的な休みで迷惑がかからないだろうか
ちなみに私は、フルタイム残業ありの勤務から、時短勤務へ変更して復帰予定です。
上記はその前提であげている不安点になります。
職場に居場所があるだろうか
これ幾度となく考えてしまいます…。
今、現実として自分がいなくても職場は回ってますもんね。
自分はこの職場に必要なのかな~とか、、
ついついそう考えてしまうのですが・・・職場が回るのは当たり前のことですよね。
一個人がいなくなって仕事が回らなくなるなんて、そもそもの会社の体制に問題があります。
「自分がいないと仕事が回らなくなる」なんて、傲慢な考え方をしていたなと気づきました。
復帰後は自分の仕事をこなしつつ、余裕があれば人の手伝いをしたり、出産前とはまた違う新しい居場所を少しずつ築いていきたいです。
対処法
自分がいてもいなくても会社が回るのは当たり前。
無理せずできる範囲で新しい居場所を作っていけばいい。
出産前と同じように働けるだろうか
結論を言うとこれは無理だと思います。
- フルタイムと違って時短では仕事に割ける時間が少ない
- 産休・育休期間のブランクがある
- 突発的な休みが発生する確率が高い
このように、そもそも自分の状況が出産前と大きく変わっています。
状況が変わっているのに、昔の自分と比較してできない部分ばかり見ているとどんどん苦しくなっていきます。
今の自分だからこそできる、新しい楽しみややりがいを少しずつ探していくと良いと思います。
どうしても見つからなくて苦しい時は、転職して環境をごっそりリセットしちゃう手もありますし。
対処法
出産前とは自分の状況が大きく変わっているので、同じように働くのは無理。
過去の自分と比較せず、新しい楽しみややりがいを探す。
突発的な休みで迷惑がかからないだろうか
昔同じ職場にいたワーママさんは、突発的な早退・欠勤、感染症などによる長期の休みが多かったです。
復帰後は自分もそうなるかと思うと今から戦々恐々です…。
子どもの体調不良って突然訪れますよね・・。
やっぱりこれも、迷惑はどうしてもかかってしまうと思います。
ただ、仕事をフォローしてもらったら、次は自分がフォローするなど、ギブ・アンド・テイクの関係はきちんと保つよう努力しましょう。
どうしても外せない仕事の時は、パパに対応してもらえるよう、夫婦の話し合いと連携も大事ですね。
対処法
まずは子どもの体調を最優先で考え、職場の人にはフォローされっぱなしにならないよう注意する。
パパにも頑張ってもらおう!
周りと円滑に仕事を進めるために気をつけること
復帰後は色々と制限がかかってきますが、なるべく周りに迷惑をかけないようにやっていきたいですよね。
育休明けに、円滑に仕事を進めるため気をつけることを3点ご紹介します。
ちなみに、昔一緒に働いていたワーママにカチムカきた事がベースになっている部分があります。
少し愚痴っぽい内容も含むので、苦手な方は読み飛ばしてください。
自分の仕事に透明性をもたせる
ビジネスの基本なのですが「報・連・相」がより大事になります!
自分の手持ちに何があるか、どのくらい進んでいて締め切りはいつなのか、直属の上司などに常にオープンにしておきましょう。
大事な納期当日に子どもが高熱を出すことだって十分にありえます。
引き継ぎする時間がなくてもスムーズに進められるよう、自分のタスクをしっかり共有しておきましょう。
遅刻は気をつける
自分が同じ職場のワーママのフォローをしていた時のことですが、子どもの体調不良での突発的な休みや早退は気になりませんでした。
ただ、遅刻は話が別です。
急いだけど2,3分オーバーしちゃったとかならまだ分かります。
そのワーママは週の半分、30分から2時間の幅で遅刻していました。
理由は「子どもがなかなかご飯を食べなかった」「シーツが汚れたので洗濯してた」「寝坊」など…。
今は私も子どもを保育園に通わせているので、朝の忙しさはわかるのですが、やっぱり度が過ぎていると思います。
その人が1時間寝坊した分の作業を、他の人が残業してフォローするという事態が発生していました。
これは非常にヘイトが集まります。
反面教師にして、遅刻だけは本当に気をつけましょう…。
(・・・これってワーママ本人より、遅刻しても注意しない会社の風習が悪い?)
配慮と感謝を忘れない
社会人としてというより、人として当たり前のことかもしれませんが、助けてもらったら必ずお礼は言いましょう。
自分個人じゃなくて会社が受けている仕事なので、社内の誰かがフォローするのは当たり前のことですが、それでも感謝の言葉があるのとないのとでは大違いです。
フォローしてくれた人の仕事は積極的に手伝って、助けてもらいっぱなしにならないように気をつけましょう。
育休が明けたらやることを具体的に考えよう
長々と書いてきましたが「それでもやっぱり不安がつきないよ」って人は、復帰後にする具体的な行動について思いを馳せるのはどうでしょうか?
「復帰したら○○をしなければ」という方向に意識をむければ、不安な気持ちを忘れることができるかもしれません。
職場での挨拶を考える
復帰した際には「じゃあちょっと挨拶してください」と言われる可能性も…!
突然振られて慌てないように、事前に考えておきましょう。
下記のようなポイントをおさえた上で、さっくりと短くまとめるといいのではないでしょうか。
- 育休中のフォローについてのお礼
- 復帰後の意気込み
- 勤務形態の変更点など連絡事項
- よろしくお願いします
手土産を考える
これは用意する人とそうでない人で割れると思うのですが、私は今回用意することにしました。
復帰後は必ず周りに迷惑をかけることが出てくると思うで、初めにしっかり挨拶しておきたいからです。
手土産のチョイスは、もらう側の気持ちを考えて下記のようなポイントを重視しましょう。
- 配りやすく受け取りやすい個包装のもの
- 溶けない(夏場のチョコレート類は避けましょう)
- 日持ちする
- 食べる時にうるさくない
- 匂いの強いものは避ける
- 粉が落ちたりしないもの
- 生ものは避ける
ちなみに私はマドレーヌとフィナンシェの詰め合わせにしてみました。
各種補助制度の申請
フルタイムから時短勤務になった方は、条件があえばお得な補助制度を利用できます。
時短により、出産前より給与が下がってしまった場合でも、社会保険料は産前の給与によって割り出されるため、手取りがかなり減ってしまいます。
そんな時は、下がった給与に合わせて社会保険料を算出してくれる「育児休業等終了時報酬月額変更届」を利用できるか確認しましょう。
上記と合わせて「厚生年金保険養育期間標準報酬月額特例申出書」を利用すれば、納める社会保険料が減っていても、将来受け取る厚生年金の金額が下がりません。
どちらも勤務先の会社が行う手続きなので、復帰後は忘れずに担当者に問い合わせましょう。
最後に
以上、長くなりましがいかがでしたでしょうか。
不安に感じている点は人それぞれだと思いますが、少しでも気持ちが楽になる人がいたら嬉しいです。
最初から何もかもうまく回そうとせずに、適度に力を抜いて、サボれるところはサボって、できる範囲から少しずつ理想に近づく形でいいんじゃないかな、と思います。
育休明けに、全く迷惑をかけずに働くのは不可能です。
周りの人全ての力を借りつつ、でも甘えっぱなしにはならないように。
子どもとの接し方、家事分担やパートナーとの連携など、不安な点が出てくる度に都度しっかり相談して乗り越えていきたいですね。
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